Story

第九話『過去への扉』

15年後の未来。
奏と愛理は、バス事故により意識が戻らず眠ったまま、医学ではどうすることもできない佳織のため、
凪沙の設立した研究所で研究を続けてきた。
行き着いたのは、ヒューマノイドを作りそこに佳織の記憶を移植すること。
しかし移植は失敗する。ヒューマノイドは別の人格を持って起動してしまったのだ。
奏は、ずっと部室に置かれていた謎の箱――量子チューリングマシン「AIユニット」を使ってヒューマノイドを過去に送り込み、バス事故から佳織を救うことを思いつく。

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